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機能の追加

アプリケーションに複雑性を追加する

ここまでで、静的なユーザーインターフェイスを持つ、機能的な Electron アプリケーションができています。 ここから始めて、アプリ開発はおおよそ以下の 2 つの方向性で進められるでしょう。

  1. レンダラープロセスのウェブアプリコードを複雑性を追加する
  2. オペレーティングシステムや Node.js との連携をより深める

この 2 つの大きな概念の違いを理解することが重要です。 1 つ目については、Electron 専用のリソースは不要です。 Electron で小さな ToDo リストを構築するのであれば、Electron の BrowserWindow から ToDo リストのウェブアプリケーションを指定するだけです。 最終的には、ウェブと同じツール (HTML、CSS、JavaScript) を利用してレンダラーの UI を構築しているでしょう。 そのため Electron のドキュメントでは、標準的なウェブツールの使用方法について深く掘り下げて説明することはありません。

一方、Electron は Tray アイコンの作成からグローバルショートカットの追加、ネイティブメニューの表示まで、デスクトップ環境との統合を可能にする豊富なツールも提供しています。 また、メインプロセスで Node.js 環境の力が全て与えられます。 この機能こそ Electron アプリケーションとブラウザタブでのウェブサイトの実行との違いであり、Electron のドキュメントの焦点となっています。

入門サンプル集

Electron のドキュメントには、より高度なトピックやより深いオペレーティングシステムの統合を支援するチュートリアルが多数掲載されています。 始めたい方は、入門サンプル集 のドキュメントをご確認ください。

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次は何をするのでしょうか?

このチュートリアルの最後では、アプリケーションのコードから離れ、開発者のマシンからエンドユーザーの手元へとアプリを配信する方法についてご紹介します。