ビルド手順 (Linux)
カスタム Electron バイナリの作成にあたって Linux で Electron そのもの をビルドするには、以下のガイドラインに従ってください。 アプリのコードをビルド済み Electron バイナリにバンドルして頒布する場合は、アプリケーション頒布 のガイドを参照してください。
必要な環境
Electron は Chromium に依存しているため、Electron の前提と依存関係は時間の経過とともに変化します。 Linux でのビルドに関する Chromium のドキュメント には、Linux 上の Chromium のビルドに関する最新情報が記載されています。 このドキュメントは一般的に、Linux 上で Electron をビルドする場合にも役立ちます。
さらに、Electron の Linux 依存関係インストーラー を参照すれば、Chromium が build/install-deps.sh 経由でインストールするものに加えて、Electron に必要な現在の依存関係を確認できます。
クロスコンパイル
arm ターゲット用にビルドする場合は、以下のように Electron の Linux 依存関係インストーラー に --arm 引数 を渡して使用することで、追加の依存関係をインストールできます。
$ sudo install-deps.sh --arm
そして arm のようなターゲット向けにクロスコンパイルするには、gn gen に target_cpu 引数を渡す必要があります。
$ gn gen out/Testing --args='import(...) target_cpu="arm"'
ビルド
ビルド手順: GN を参照してください。
トラブルシューティング
共有ライブラリの読み込みエラー: libtinfo.so.5
プリビルドされた clang は libtinfo.so.5 へリンクしようとします。 ホストアーキテクチャにしたがって、以下のように適切な libncurses にシンボリックリンクしてください。
$ sudo ln -s /usr/lib/libncurses.so.5 /usr/lib/libtinfo.so.5
上級者向けトピック
デフォルトのビルド構成は、主要なデスクトップ Linux ディストリビューションを対象としています。 特定のディストリビューションやデバイス向けにビルドするには、以下の情報を参考にしてください。
ダウンロードした clang バイナリの代わりにシステムの clang を使用する
デフォルトでは、Electron のビルドは、Chromiumプロジェクトが提供する、プレビルドのclangバイナリを使用します。 何らかの理由でシステムにインストールされている clang を使ってビルドしたい場合は、GN の引数に clang_base_path 引数を指定します。
例えば clang が /usr/local/bin/clang にインストールされている場合はこのようにします。
$ gn gen out/Testing --args='import("//electron/build/args/testing.gn") clang_base_path = "/usr/local/bin"'
clang 以外のコンパイラを使用する
clang 以外のコンパイラを用いた Electron のビルドはサポートされていません。