BaseWindowConstructorOptions オブジェクト
width
Integer (任意) - ピクセル単位でのウインドウの幅。 省略値は800
です。height
Integer (任意) - ピクセル単位でのウインドウの高さ。 省略値は600
です。x
Integer (任意) - (y が使われている場合は 必須) ウインドウの画面左側のオフセット。 省略すると、ウインドウは中央に配置されます。y
Integer (任意) - (x が使われている場合は 必須) ウインドウの画面上側のオフセット。 省略すると、ウインドウは中央に配置されます。useContentSize
Boolean (任意) -width
とheight
を、ウェブページのサイズに使用します。このとき、実際のウインドウのサイズにはウインドウ枠のサイズが含まれるので、若干大きくなります。 省略値はfalse
です。center
boolean (任意) - ウインドウを画面中央に表示します。 省略値はfalse
です。minWidth
Integer (任意) - ウインドウの最小の幅。 省略値は0
です。minHeight
Integer (任意) - ウィンドウの最小の高さ。 省略値は0
です。minWidth
Integer (任意) - ウインドウの最小の幅。 省略すると無制限です。maxHeight
Integer (任意) - ウインドウの最大の高さ。 省略すると無制限です。resizable
boolean (任意) - ウインドウがリサイズ可能かどうか。 省略値はtrue
です。movable
boolean (任意) macOS Windows - ウインドウが移動可能かどうか。 これは Linux では実装されて いません。 省略値はtrue
です。minimizable
boolean (任意) macOS Windows - ウインドウが最小化可能かどうか。 これは Linux では実装されていません。 省略値はtrue
です。maximizable
boolean (任意) macOS Windows - ウインドウが最大化可能かどうか。 これは Linux では実装されていません。 省略値はtrue
です。closable
boolean (任意) macOS Windows - ウインドウが閉じられるかどうか。 これは Linux では実装されていません。 省略値はtrue
です。focusable
boolean (任意) - ウインドウにフォーカスを当てられるかどうか。 省略値はtrue
です。 Windows では、focusable: false
と設定することは、skipTaskbar: true
と設定することにもなります。 Linuxでは、focusable: false
と設定することは、ウインドウがウインドウマネージャとのやり取りを停止することになるため、ウインドウがすべてのワークスペースで常に前面に表示されます。alwaysOnTop
boolean (任意) - ウインドウを常に他のウインドウの前面に表示させるかどうか。 省略値はfalse
です。fullscreen
boolean (任意) - ウインドウをフルスクリーンで表示させるかどうか。 明示的にfalse
を設定した場合、macOS では、フルスクリーンボタンが非表示または無効になります。 省略値はfalse
です。fullscreenable
boolean (任意) - ウインドウをフルスクリーンモードにできるかどうか。 macOS では、最大化/ズームボタンでフルスクリーンモードを切り替えるか、それともウィンドウの最大化をするのかも意味します。 省略値はtrue
です。simpleFullscreen
boolean (任意) macOS - macOS で Lion 以前のフルスクリーンを使用します。 省略値はfalse
です。skipTaskbar
boolean (任意) macOS Windows - タスクバー内でウインドウを表示するかどうか。 省略値はfalse
です。hiddenInMissionControl
boolean (任意) macOS - ユーザが Mission Control に切り替えたときに、ウインドウを隠すかどうか。kiosk
boolean (任意) - ウインドウがキオスクモードかどうか。 省略値はfalse
です。title
string (任意) - デフォルトのウインドウのタイトル。 省略値は"Electron"
です。 HTML タグの<title>
がloadURL()
でロードされた HTML ファイル内で定義されている場合、このプロパティは無視されます。icon
(NativeImage | string) (任意) - ウインドウのアイコン。 Windows では、最高の視覚効果を得るためにICO
アイコンを使用することを推奨します。また、undefined のままにして、実行形式のアイコンを使用することもできます。show
boolean (任意) - 生成時にウインドウを表示するかどうか。 省略値はtrue
です。frame
boolean (任意) -false
を指定する と フレームレスウインドウ を作成します。 省略値はtrue
です。parent
BaseWindow (任意) - 親ウインドウを指定します。 省略値はnull
です。modal
boolean (任意) - このウインドウをモーダルにするかどうか。 これは、このウインドウが子ウインドウの場合にのみ機能します。 省略値はfalse
です。acceptFirstMouse
boolean (任意) macOS - 非アクティブなウィンドウをクリックすると、ウェブコンテンツにもクリックスルーするかどうか。 macOS での既定値はfalse
です。 このオプションは他プラットフォームでは設定できません。disableAutoHideCursor
boolean (任意) - タイプ中にカーソルを非表示にするかどうか。 省略値はfalse
です。autoHideMenuBar
boolean (任意) -Alt
キーが押されていなければ、メニューバーを自動で非表示にします。 省略値はfalse
です。enableLargerThanScreen
boolean (任意) macOS - ウインドウを画面より大きいサイズへとリサイズできるようにします。 他の OS はデフォルトで画面よりも大きなウインドウを許可するため、これは macOS にのみ影響します。 省略値はfalse
です。backgroundColor
string (任意) - 16 進数、RGB、RGBA、HSL、HSLA、または名前付き CSS 色形式で表したウインドウの背景色。 #AARRGGBB 形式のアルファ値はtransparent
をtrue
に設定した場合にサポートされます。 省略値は#FFF
(白) で す。 詳細は win.setBackgroundColor をご覧ください。hasShadow
boolean (任意) - ウインドウに影を付けるかどうか。 省略値はtrue
です。opacity
number (任意) macOS Windows - ウインドウの初期不透明度を 0.0 (完全透明) と 1.0 (完全不透明) の間で設定します。 これは Windows と macOS でのみ実装されています。darkTheme
boolean (任意) - ウインドウに対してダークテーマの使用を強制します。いくつかの GTK+3 デスクトップ環境でしか動作しません。 省略値はfalse
です。transparent
boolean (任意) - ウインドウを 透過 にします。 省略値はfalse
です。 Windows では、ウィンドウがフレームレスでない限り機能しません。type
string (任意) - ウインドウのタイプで、省略すると通常のウインドウになります。 詳しくは後述します。visualEffectState
string (任意) macOS - macOS でウインドウの動作状態をマテリアルの見た目にどう反映させるかを指定します。 これはvibrancy
プロパティと共に使用する必要があります。 以下は取りうる値です。followWindow
- 背景を、ウィンドウがアクティブなときにはアクティブに、そうでないときには非アクティブになるよう自動的に表示します。 これが既定値です。active
- 背景を常にアクティブに表示します。inactive
- 背景を常に非アクティブに表示します。
titleBarStyle
string (任意) - ウインドウのタイトルバーのスタイル。 省略値はdefault
です。 以下は取りうる値です。default
- macOS や Windows それぞれの標準的なタイトルバーになります。hidden
- タイトルバーが隠れて、フルサイズのコンテンツのウインドウになります。 macOS では、ウインドウの左上に標準ウインドウコントロール ("信号機ボタン") が付きます。 Windows および Linux では、titleBarOverlay: true
と組み合わせるとウィンドウコントロールオーバーレイがアクティブになります (詳細はtitleBarOverlay
を参照)。それ以外の場合、ウィンドウコントロールは非表示です。hiddenInset
macOS - タイトルバーが非表示になり、信号機ボタンがウィンドウの端から少し内側に配置される別種の見た目になります。customButtonsOnHover
macOS - タイトルバーが非表示になり、コンテンツウィンドウがフルサイズで表示されます。ウィンドウの左上にマウスを移動すると、信号機ボタンが表示されます。 注: 現在、このオプションは実験的なものです。
titleBarOverlay
Object | Boolean (任意) - macOS でwin.setWindowButtonVisibility(true)
と組み合わせてフレームレスウインドウを使用する場合、またはtitleBarStyle
を使用して標準のウインドウコントロール (macOS では「信号機ボタン」) が表示されるようにする場合、このプロパティによってウインドウコントロールオーバーレイ の JavaScript API と CSS 環境変数 が有効になります。true
を指定すると、オーバーレイはデフォルトのシステムカラーになります。 省略値はfalse
です。color
String (任意) Windows Linux - 有効になっている場合のウインドウコントロールオーバーレイの CSS カラー。 既定値はシステムカラーです。symbolColor
String (任意) Windows - 有効化されたウインドウコントロールオーバーレイ内の記号の CSS カラー。 既定値はシステムカラーです。height
Integer (任意) - ピクセル単位のタイトルバーとウインドウコントロールオーバーレイの高さ。 既定値はシステムの高さです。
trafficLightPosition
Point (任意) macOS - フレームレスウィンドウの信号機ボタンのカスタム位置を設定します。roundedCorners
boolean (任意) macOS - macOS でフレームレスウインドウの角を丸くするかどうか。 省略値はtrue
です。 このプロパティをfalse
に設定すると、ウインドウがフルスクリーンになるのを阻害できます。thickFrame
boolean (任意) - Windows でWS_THICKFRAME
スタイルのフ レームレスウインドウを使用します。これにより、標準のウィンドウ フレームが追加されます。false
に設定すると、ウインドウの影とウインドウのアニメーションがなくなります。 省略値はtrue
です。vibrancy
string (任意) macOS - macOS でのみ、ウインドウにくもりガラスのエフェクトを追加します。appearance-based
,titlebar
,selection
,menu
,popover
,sidebar
,header
,sheet
,window
,hud
,fullscreen-ui
,tooltip
,content
,under-window
,under-page
のいずれかにできます。backgroundMaterial
string (任意) Windows - 非クライアント領域の背後を含む、ウインドウのシステム描画の背景マテリアルを設定します。auto
,none
,mica
,acrylic
,tabbed
のいずれかです。 詳細は win.setBackgroundMaterial をご覧ください。zoomToPageWidth
boolean (任意) macOS - ツールバーの緑色の信号機ボタンを option キーを押しながらクリックしたとき、またはウインドウ > ズームのメニュー項目をクリックしたときの macOS の動作を制御します。true
の場合、ズームしたときウインドウはウェブページの最適な幅に拡大されます。false
では画面の幅にズームされます。 これは、maximize()
を直接呼び出したときの動作にも影響を与えます。 省略値はfalse
です 。tabbingIdentifier
string (任意) macOS - タブグループ名。これはウインドウをネイティブのタブとして開けるようにします。 同一のタブ識別子を持つウインドウは、まとめてグループ化されます。 これはネイティブのタブボタンをウインドウのタブバーに追加し、app
とウインドウがnew-window-for-tab
イベントを受け取ることができるようになります。
minWidth
/maxWidth
/minHeight
/maxHeight
で最小もしくは最大のウインドウサイズを設定するのは、ユーザを束縛するだけです。 サイズ制約に従わないサイズを setBounds
/setSize
や BrowserWindow
のコンストラクタに渡しても構いません。
type
オプションに設定できる値と動作は、プラットフォーム依存です。
以下は取りうる値です。
- Linux では、設定できる値は
desktop
,dock
,toolbar
,splash
,notification
です。desktop
タイプは、ウインドウをデスクトップのバックグラウンドウインドウのレベル (kCGDesktopWindowLevel - 1) に配置します。 ただし、デスクトップウインドウはフォーカス、キーボード、マウスのイベントを受け取らないことに注意してください。 globalShortcut を使用すれば、辛うじて入力を受け取れます。dock
タイプは、Dock のようなウインドウの動作を生成します。toolbar
タイプは、ツールバーの見た目でウインドウを生成します。splash
タイプは特殊な動作をします。 たとえウインドウ本文の CSS スタイルが -webkit-app-region: drag であっても、ドラッグできません。 このタイプは主にスプラッシュスクリーンで使用されます。notification
タイプはシステム通知の様に動作するウインドウを作成します。
- macOS では、設定できるタイプは
desktop
,textured
,panel
です。textured
タイプは、メタルのグラデーションの外観 (NSTexturedBackgroundWindowMask
) を追加します。desktop
タイプは、ウインドウをデスクトップのバックグラウンドウインドウのレベル (kCGDesktopWindowLevel - 1
) に配置します。 デスクトップウインドウはフォーカス、キーボードやマウスイベントを受け付けないことに注意してください。しかしglobalShortcut
を使って、かろうじて入力を受け付けることはできます。panel
タイプは、通常 NSPanel に予約されているNSWindowStyleMaskNonactivatingPanel
スタイルマスクを実行時に追加することにより、フルスクリーンのアプリの上にウィンドウを浮かせます。 また、すべてのスペース (デスクトップ) にそのウインドウが表示されます。
- Windows では、設定できるタイプは
toolbar
です。