powerMonitor
電源の状態の変化をモニターします。
Process: Main
イベント
powerMonitor
モジュールでは以下のイベントが発生します。
イベント: 'suspend'
システムがサスペンドするときに発生します。
イベント: 'resume'
システムが再開するときに発生します。
イベント: 'on-ac' macOS Windows
システムが AC 電源に切り替わったときに発生します。
イベント: 'on-battery' macOS Windows
システムがバッテリー電源に切り替わったときに発生します。
イベント: 'thermal-state-change' macOS
state
string - システムの新しい熱状態。unknown
,nominal
,fair
,serious
,critical
のいずれかです。
システムの熱状態が変化するときに発生します。 臨界温度範囲に入るなどの、システムの熱状態変化の通知です。 深刻度によっては、CPU の抑制や、可能であればファンのスイッチを入れるなど、システムが温度を下げるための措置をとることもあります。
アプリは、高コストな計算タスク (動画エンコードなど) を削減したり、ユーザーに通知したりすることで、その新しい状態に対応できます。 それと同じ状態を繰り返し受信する可能性もあります。
イベント: 'speed-limit-change' macOS Windows
limit
number - オペレーティングシステムが知らせている、パーセント単位の CPU の速度制限。
オペレーティングシステムが知らせている、パーセント単位の CPU の制限速度の変更通知です。 100 未満の値は、システムが熱管理によって処理能力を低下させていることを示します。
イベント: 'shutdown' Linux macOS
システムが再起動またはシャットダウンしようとしているときに発生します。 イベントハンドラが e.preventDefault()
を呼び出した場合、Electron は正常にアプリを終了するためにシステムのシャットダウンの遅延を試みます。 e.preventDefault()
が呼ばれた場合、出来る限り app.quit()
のようなものを呼ぶのと同じようにアプリを終了します。
イベント: 'lock-screen' macOS Windows
システムがスクリーンをロックしようとしているときに発生します。
イベント: 'unlock-screen' macOS Windows
システムスクリーンがアンロックされたときに発行されます。
イベント: 'user-did-become-active' macOS
ログインセッションがアクティブになったときに発生します。 詳細は ドキュメント をご参照ください。
イベント: 'user-did-resign-active' macOS
ログインセッションが非アクティブになったときに発生します。 詳細は ドキュメント をご参照ください。
メソッド
powerMonitor
モジュールには以下のメソッドがあります。
powerMonitor.getSystemIdleState(idleThreshold)
idleThreshold
Integer
戻り値 string
- システムの現在のアイドル状態。 active
、 idle
、 locked
、 unknown
のいずれか。
システムのアイドル状態を計算します。 idleThreshold
は、アイドルとみなされるまでの時間 (秒) です。 locked
はサポートされたシステムでのみ利用可能です。
powerMonitor.getSystemIdleTime()
戻り値 Integer
- アイドル状態の秒数
システムのアイドル時間を計算します。
powerMonitor.getCurrentThermalState()
macOS
戻り値 string
- システムの現在の熱状態。 unknown
、nominal
、fair
、serious
、critical
のいずれか。
powerMonitor.isOnBatteryPower()
戻り値 boolean
- システムがバッテリー電源状態かどうか。
このプロパティの変更を監視するには、on-battery
および on-ac
イベントを使用します。
プロパティ
powerMonitor.onBatteryPower
boolean
型のプロパティです。 システムがバッテリー電源状態ならば true です。
powerMonitor.isOnBatteryPower()
をご参照ください。