Electron はリリースサイクルが高速かつより安定するように取り組んでいます。 実現のため、大規模 Electron アプリのためのアプリフィードバックプログラムを始めました。ベータリリースをテストしてアプリ固有の問題を報告できます。 これは、できるだけ早くアプリケーションを次の安定リリースへアップグレードする、その作業の優先順位付けに役立ちます。
WebTorrent で作られた一番すごいものといえば、間違いなく、Gaia 3D Star Map でしょう。 これは、ぬるぬる動く天の川の 3D インタラクティブシミュレーションです。 データはトレントから直接ブラウザに読み込まれます。 銀河系を飛び回り、私たち人間が宇宙の広大さに比べてどれだけ小さいかを実感すると同時に畏敬の念を抱きます。
この作成方法は、著者の Charlie Hoey が WebGL と WebTorrent で天体図を作成した方法を説明しているブログ記事 Torrenting The Galaxy で読むことができます。
はい、このデスクトップアプリに取り組んだ後、Simplenote チームは Electron を使用して Windows と Linux 向け (ネイティブ Mac クライアントは既存) のデスクトップアプリを構築することにしました。 Simplenote Electron アプリ もオープンソースとなっており、Github で入手できます。
すると、dat はそのフォルダのリンクを作成します。これはそのフォルダを他人へ送信する際に使用できますが、中央サーバーやサードパーティがあなたのデータにアクセスすることはありません。 BitTorrent と異なり、誰が何を共有しているかを盗聴することも不可能です (詳細は Dat Paper のドラフトを参照してください)。
CACivicData は、政治資金を追跡するカリフォルニア州のデータベース CAL-ACCESS からのダウンロードを毎日提供するオープンソースアーカイブです。 毎日リリース していますが、これは各 zip ファイルのいたる所で大量の重複データをホストしているということです。 Dat リポジトリが、特定のバージョンを参照したり新しいバージョンへ更新したりするときに必要な手間と帯域幅の量を減らした形でデータホストできるように取り組んでいます。
これはまだ具体案ではありませんが、コンパイル済み Electron アプリを Dat リポジトリに配置し、Electron の Dat クライアントを使用してビルドされたアプリバイナリの最新の差分を落としすことでダウンロード時間を節約するという面白そうなユースケースがあります。これにより、サーバーの帯域幅コストも削減できます。
Dat は Node.js を使用して構築されているため、自然な統合に適していました。 これ以外にも、科学者、研究者、政府関係者は施設特有の構成を使用することを余儀なくされ、ユーザーはさまざまなマシンを使用する可能性があります。 つまり、Mac と同様に Windows と Linux をターゲットにできる必要があります。 Dat デスクトップは、それを簡単に実現してくれます。
$ bkr fork dat://0ff7d4c7644d0aa19914247dc5dbf502d6a02ea89a5145e7b178d57db00504cd/ ~/my-fork $ cd ~/my-fork $ echo "My fork has no regard for the previous index.html!" > index.html $ bkr publish
私たちはアプリの未来がブラウザにあると考えていますが、まだそこまでではありません。 Electron は、その未来に向けての大事な一歩です。 アプリ自体だけでなく、そのアプリを作るコードにもアクセスしやすくなります。 OS がブラウザ、タブは基本的に Electron アプリという面白そうな未来のアイデアも想像しています。
私たちが関心のある最大の改善点の一つはペイロード、特に Electron が Chromium を頒布する手段です。 システムで共有の Electron コアがあり、それがシステム上に既に存在するかどうかをアプリのインストーラーにチェックさせるというアイデアを一つ考えています。
クロスプラットフォームの Electron アプリを作れば、より良い体験が得られるかもしれません。 現在は、不整合、プラットフォーム固有の API、プラットフォーム間の機能の欠落が多すぎて、コードベースが if-else 文だらけになってしまいます。 例えば、振動は macOS でしかサポートされておらず、自動アップデーターは macOS と Windows で動作が異なり Linux ではサポートされていません。 透過は Linux 上だとヒットするかしないかになり、通常はヒットしません。
また、ネイティブシステムの API を簡単に呼び出せるようにするべきです。 Electron には非常に優れた API が用意されていますが、時には提供されていない機能が必要になることもあります。 ネイティブ Node.js アドオンを作るのも選択肢の一つですが、この作業は苦痛です。 理想的には、例えば fastcall のような FFI API を搭載したものが Electron にはあるべきでしょう。 これにより、JavaScript で Swift の部分を代わりに書けるようになります。
先日、サンフランシスコにある女性のためのプログラミングスクール Hackbright Academy の会員のために、 GitHub 本社で Electron ハッカソンを開催しました。 参加者がプロジェクトを開始しやすくするために、 Kevin Sawicki がいくつかのサンプル Electron アプリケーションを作ってくれました。
あなたが Electron での開発を始めたばかりか、まだ試したことないのであれば、これらのサンプルアプリケーションは良いスタートとなるでしょう。 小さく、読みやすく、丁寧にコメントされたコードがどのように動いているかを説明してくれます。