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"セキュリティ" タグの記事が 1 件の投稿 件あります

セキュリティに関するブログ記事

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"runAsNode" の CVE に関する声明

· 読むのにかかる時間 1 分

今日このごろ、いくつかの有名な Electron アプリに対して最近提出された公開 CVE について Electron チームが警告を受けました。 CVE は、Electron の 2 つの fuse - runAsNodeenableNodeCliInspectArguments - に関連しており、これらのコンポーネントを積極的に無効化しない場合、遠隔攻撃者がこれらのコンポーネントを介して任意のコードを実行できると誤って主張しています。

これらの CVE が誠意を持って提出されたとは考えていません。 まず、この記述は誤りです - この構成では遠隔コード実行は 不可能です。 第二に、これらの CVE で指摘されている企業は、バグ報奨金プログラムを実施しているにもかかわらず、そのバグを通知されていません。 最後に、問題のコンポーネントを無効にするとアプリのセキュリティが強化されることは信じられますが、その CVE が適切な重大度で登録されているとは考えられません。 「Critical」は最も危険な問題に対して予約されたものですが、今回の場合は明らかに当てはまりません。

CVE は誰でも発行できます。 これはソフトウェア業界全体の健全性にとっては良いことですが、一人のセキュリティ研究者が評判を高めるために「CVE を稼ぐ」ことは役立ちません。

とはいえ、恐ろしい「重大」な深刻度を持つ CVE が存在するだけでエンドユーザーの混乱を招く可能性があることは理解しています。そのためプロジェクトとして、問題に対処するためのガイダンスと支援を提供したいと考えています。

どのような影響がありますか?

CVE をレビューしたところ、Electron チームはこれらの CVE は重大でないと判断しました。

この攻撃者は、ハードウェアに物理的にアクセスするか、完全な遠隔コード実行を実現することによって、マシン上で任意のコマンドを実行できる必要があります。 これは繰り返しとなっています。ここで説明されている脆弱性を利用するには、攻撃者が対象のシステムに既にアクセスできていなければなりません

例えば、Chrome は 脅威モデルで物理的にローカルな攻撃を考慮していません

これらの攻撃は Chrome の脅威モデルの範囲外であると考えています。これは、ユーザとしてデバイスにログインした悪意のあるユーザーや、オペレーティングシステムのユーザアカウントの権限でソフトウェアを実行できる悪意のあるユーザーから Chrome (または任意のアプリケーション) を保護する方法がないためです。 このような攻撃者は、実行可能ファイルや DLL を変更したり、PATH などの環境変数を変更したり、構成ファイルを変更したり、ユーザアカウントが所有するデータを読み取ったり、それを攻撃者自身に電子メールで送信したりできます。 このような攻撃者はデバイスを完全に制御できるため、Chrome が施せる対策では防御を完全に保証できません。 この問題は Chrome に特有のものではありません — すべてのアプリケーションは物理的にローカルなユーザを信頼せざるをえません。

CVE に記載されているエクスプロイトにより攻撃者は、影響を受けるようなアプリを、継承された TCC (透明性、同意、制御) の権限を持つ汎用 Node.js プロセスとして使用できるようになります。 したがって、たとえばアプリにアドレス帳へのアクセスが許可されている場合、攻撃者はそのアドレス帳へのアクセスを継承するアプリを Node.js として実行し、任意のコードを実行できます。 これは一般に「Living Off The Land」攻撃として知られています。 攻撃者は通常、PowerShell や Bash などのツールを用いて任意コード実行をします。

影響はありますか?

デフォルトでは、リリースされている全バージョンの Electron は runAsNodeenableNodeCliInspectArguments の機能が有効です。 Electron Fuses のドキュメント で説明されているように、これらをオフにしていない場合、アプリが「Living Off the Land」攻撃に利用される危険性は同様に高くなります。 繰り返し強調しますが、攻撃者は 既に 被害者のマシン上でコードとプログラムを実行できている必要があります。

緩和策

この問題を軽減する最も簡単な方法は、あなたの Electron アプリの runAsNode の Fuse を無効化することです。 runAsNode ヒューズは、ELECTRON_RUN_AS_NODE 環境変数が尊重されるかどうかを切り替えます。 これらのヒューズを切り替える方法については、Electron Fuses のドキュメント をご参照ください。

注意としてこの Fuse が無効になっている場合、メインプロセスの process.fork はこの環境変数に依存して動作するため、期待通りに動作しなくなることがあります。 代わりに、ユーティリティプロセス を使用することを推奨します。これは、スタンドアロンの Node.js プロセス (SQLite サーバーのプロセスや同様の場合) が必要な多くのユースケースで機能します。

Electron アプリで推奨されるセキュリティのベストプラクティスの詳細については、セキュリティチェックリスト をご覧ください。

侵入を防ごう: サンドボックスでアプリを強化

· 読むのにかかる時間 1 分

CVE-2023-4863: WebP のヒープバッファオーバーフロー が公開されたことで、この 1 週間以上は webp を描画するソフトウェアの新規リリースの連続でした。macOS、iOS、Chrome、Firefox、そして多くの Linux ディストリビューションすべてが更新を受け取ったことでしょう。 これは Citizen Lab の調査に伴うもので、「ワシントン DC を拠点とする市民団体」の使用する iPhone が iMessage 内でゼロクリック攻撃を受けたことを発見したものです。

Electron も同日、新バージョンをリリースしました。もしあなたのアプリがユーザー提供のコンテンツを描画する場合、Electron のバージョンを更新すべきです。Electron の v27.0.0-beta.2、v26.2.1、v25.8.1、v24.8.3、v22.3.24 すべてに、webp 画像のレンダリングを行うライブラリ libwebp の修正版を含んでいます。

「画像をレンダリングする」という無邪気な操作が、潜在的に危険な行為であることを私たち全員が再認識した今、私たちはこの機会を利用して、Electron にさらなる大きな攻撃が来た時、付属のプロセスサンドボックスでそれが何であろうとその爆発半径を制限できることを皆さんにお知らせしたいと思います。

サンドボックスは Electron v1 以来ずっと利用可能で、v20 ではデフォルトで有効になっています。しかし、多くのアプリ (特に以前からあるアプリ) はコードのどこかで sandbox: false としていたり、nodeIntegration: true になっていることがあります。これらは明示的に sandbox を設定しない限り、等しくサンドボックスを無効化します。 そのような行いも理解できます。ご寵愛頂いてきた方であれば、おそらく require("child_process")require("fs") を HTML/CSS と同じコードに投げ込んで実行する強力さを味わってきたことでしょう。

どうやって サンドボックスに移行するのかについて話す前に、まずは なぜ 移行したいのかについてご説明します。

サンドボックスは、すべてのレンダラープロセスを硬い檻で囲い、内部で何が起ころうと、コードが制限された環境内で実行されることを保証します。 コンセプトとしては Chromium よりもずっと古く、すべての主要なオペレーティングシステムで一つの機能として提供されています。 Electron と Chromium のサンドボックスは、これらのシステム機能の上に構築されています。 ユーザー生成コンテンツを表示しない場合でも、レンダラーが侵害される可能性を考慮すべきです。サプライチェーン攻撃のような巧妙なシナリオから、ちょっとしたバグのような単純なシナリオまで、レンダラーはあなたが意図しない動作をする可能性があります。

そうなったプロセスは CPU サイクルとメモリを自由に使うことができます。サンドボックスはこういった恐ろしい筋書きをかなり軽減してくれます。 プロセスはディスクに書き込んだり、自分自身のウィンドウを表示したりできません。 例の libwep バグの場合、サンドボックスは攻撃者がマルウェアをインストールしたり実行したりできないようにします。 実際、従業員の iPhone を狙ったオリジナルの Pegasus 攻撃の場合、通常だとサンドボックス化されている iMessage の境界を突破して携帯電話へのアクセスを得るために、サンドボックス化されていない画像処理を特に狙っていました。 この例のような CVE が発表された場合、Electron アプリを安全なバージョンにアップグレードする必要があります。しかし、その間に攻撃者が起こせる被害は劇的に制限されます。

Electron アプリケーションを sandbox: false から sandbox: true に移行するのは大変な作業です。 というのも、Electron セキュリティガイドライン の最初の草稿を私自身が書いたにもかかわらず、私自身のアプリは 1 つも移行できていないからです。 それらは今週末に変更いたしましたので、皆さんも変更してみることをお勧めします。

変更行数に怯える必要はありません。このほとんどは package-lock.json のものです。

取り組むべきことは 2 つあります。

  1. preload スクリプトや実際の WebContents で Node.js のコードを使用している場合は、Node.js とのやり取りをすべてメインプロセス (言うなればユーティリティプロセス) に移す必要があります。 レンダラーがの強力さを考えると、コードの大部分はリファクタリングの必要がない可能性が高いです。

    プロセス間通信 のドキュメントもご参照ください。 私の場合、多くのコードを移動させて ipcRenderer.invoke()ipcMain.handle() でラップすれば、メインプロセスは簡単ですぐに終わりました。 ここであなたの API 設計にはお気をつけください。もし executeCodeAsRoot(code) のような API を作成したら、サンドボックスはユーザーを守れなくなります。

  2. サンドボックスを有効にすると、プリロードスクリプトの Node.js 統合が無効になるため、require("../my-script") を使用できなくなります。 つまり、プリロードスクリプトは単一のファイルである必要があります。

    この実現には複数の方法があります。Webpack、esbuild、parcel、rollup はすべて、この役割を担います。 私は Electron Forge の優れた Webpack プラグイン を使いました。同じくらい人気のある electron-builder のユーザーの方は、electron-webpack を利用できるでしょう。

これで全てです。Webpack の巨大なパワーを使いこなすために頭を悩ませたことや、他の方法へコードをリファクタリングする機会にしようと決めたことも含めると、全体の処置には 4 日ほどかかりました。

Chromium WebAudio 脆弱性の修正 (CVE-2019-13720)

· 読むのにかかる時間 1 分

Chrome に高レベルの重大な脆弱性が発見されました。Electron を含む Chromium ベースのすべてのソフトウェアに影響します。

この脆弱性は CVE-2019-13720 と命名されています。 詳細は Chrome ブログ記事 を参照してください。

Chrome でこの脆弱性が悪用されているという報告があります。なるべく早く Electron を更新することを強く推奨します。


影響範囲

これはサードパーティや信頼できない JavaScript を実行する恐れのある Electron アプリケーションに影響します。

緩和策

影響を受けるアプリは、パッチを当てたバージョンの Electron にアップグレードする必要があります。

以下の通り、この脆弱性に対する修正を含む新しいバージョンの Electron を公開しました。

Electron 7.0.1 は、公表前に上流からの修正を自動的に含めました。 Electron 8 も同様に影響を受けません。 Electron 5 にこの脆弱性は存在しなかったため、そのバージョンも影響ありません。

詳細情報

この脆弱性は Kaspersky 研究所の Anton Ivanov と Alexey Kulaev によって発見され、Chrome チームに報告されました。 その Chrome ブログ記事は こちら です。

Electron アプリを堅牢に保つベストプラクティスの詳細は、セキュリティチュートリアル を参照してください。

Electron の脆弱性を報告する場合は、security@electronjs.org にメールでご連絡お願いします。

Chromium FileReader の脆弱性の修正

· 読むのにかかる時間 1 分

Chrome に高レベルの重大な脆弱性が発見されました。Electron を含む Chromium ベースのすべてのソフトウェアに影響します。

この脆弱性は CVE-2019-5786 と命名されています。 詳細は Chrome ブログ記事 を参照してください。

Chrome でこの脆弱性が悪用されているという報告があります。なるべく早く Electron を更新することを強く推奨します。


影響範囲

これはサードパーティや信頼できない JavaScript を実行する恐れのある Electron アプリケーションに影響します。

緩和策

影響を受けるアプリは、パッチを当てたバージョンの Electron にアップグレードする必要があります。

以下の通り、この脆弱性に対する修正を含む新しいバージョンの Electron を公開しました。

Electron 5 の最新ベータ版は Chromium 73 を追っていたので、パッチは適用済みです。

詳細情報

この脆弱性は Google の Threat Analysis Group の Clement Lecigne によって発見され、Chrome チームに報告されました。 その Chrome ブログ記事は こちら です。

Electron アプリを堅牢に保つベストプラクティスの詳細は、セキュリティチュートリアル を参照してください。

Electron の脆弱性を報告する場合は、security@electronjs.org にメールでご連絡お願いします。

BrowserView window.open() の脆弱性の修正

· 読むのにかかる時間 1 分

Node を子ウィンドウで再度有効にできるというコードの脆弱性が発見されました。


sandbox: true または nativeWindowOpen: truenodeIntegration: false で BrowserView を開くと、そこから window.open を呼び出すことができます。そうして新しく開いた子ウィンドウでは nodeIntegration が有効な webContents が生成されます。 この脆弱性は、すべてのサポートされているバージョンの Electron に影響します。

緩和策

この脆弱性に対する修正を含む新しいバージョンの Electron を公開しました。2.0.173.0.153.1.34.0.45.0.0-beta.2 です。 すべての Electron 開発者は、アプリをすぐに最新の安定バージョンに更新することを推奨します。

何らかの理由で Electron バージョンをアップグレードできない場合は、すべての子ウェブコンテンツを無効にすることでこの問題を緩和できます。

view.webContents.on('-add-new-contents', (e) => e.preventDefault());

詳細情報

この脆弱性は PalmerAL によって発見され、Electron プロジェクトに責任ある形で報告されました。

Electron アプリを堅牢に保つベストプラクティスの詳細は、セキュリティチュートリアル を参照してください。

Electron の脆弱性を報告する場合は、security@electronjs.org にメールでご連絡お願いします。

SQLite の脆弱性の修正

· 読むのにかかる時間 1 分

リモートコード実行の脆弱性 "Magellan" が発見されました。SQLite、Chromium、全バージョンの Electron ベースのソフトウェアに影響します。


影響範囲

Web SQL を使用する Electron アプリケーションが影響を受けます。

緩和策

影響を受けるアプリは、Web SQL を使用停止するか、パッチを当てたバージョンの Electron にアップグレードする必要があります。

以下の通り、この脆弱性に対する修正を含む新しいバージョンの Electron を公開しました。

これに関する被害報告はありませんが、影響を受けるアプリケーションは緩和策を実施してください。

詳細情報

この脆弱性は Tencent Blade チームによって発見されました。彼らは この脆弱性について論じたブログ記事 を公開しています。

Electron アプリを堅牢に保つベストプラクティスの詳細は、セキュリティチュートリアル を参照してください。

Electron の脆弱性を報告する場合は、security@electronjs.org にメールでご連絡お願いします。

WebPreferences 脆弱性の修正

· 読むのにかかる時間 1 分

Electron バージョン (3.0.0-beta.6、2.0.7、1.8.7、1.7.15) において、ネストされた子ウィンドウを開くことのできるアプリに影響するリモートコード実行の脆弱性が発見されました。 この脆弱性には CVE 識別子 CVE-2018-15685 が割り当てられています。


影響を受けるプラットフォーム

以下の条件に該当する場合、影響を受けます。

  1. サンドボックス内を含め、なんらかの 外部ユーザコンテンツを埋め込んでいる
  2. XSS 脆弱性のあるユーザの入力受け付けがある

詳細

いずれかのユーザコードが iframe 内で動作している、または iframe を作成できる場合に影響を受けます。 XSS の脆弱性が発生する可能性を考えると、ほとんどのアプリがこのケースに対して脆弱であると想定できます。

ウインドウを nativeWindowOpen: truesandbox: true で開いている場合でも影響を受けます。 この脆弱性はアプリ内に XSS 脆弱性が存在することも条件にありますが、先述のオプションを使用している場合、以下の緩和策のどれかを適用する必要があります。

緩和策

私たちはこの脆弱性の修正を含む新しいバージョンの Electron を公開しました。3.0.0-beta.72.0.81.8.81.7.16 です。 Electron 開発者全員は、アプリをすぐに最新の安定バージョンに更新することを推奨します。

何らかの理由で Electron のバージョンをアップグレードできない場合は、すべての webContents に対して new-window イベントで event.preventDefault() を呼ぶことであなたのアプリを保護できます。 window.open や子ウィンドウを用いないこともまた有効な緩和策です。

mainWindow.webContents.on('new-window', (e) => e.preventDefault());

子ウインドウが孫ウインドウを作ることに依存している場合、3 つ目の緩和策として、最上位ウインドウに以下のコードを使用すると良いでしょう。

const enforceInheritance = (topWebContents) => {
const handle = (webContents) => {
webContents.on(
'new-window',
(event, url, frameName, disposition, options) => {
if (!options.webPreferences) {
options.webPreferences = {};
}
Object.assign(
options.webPreferences,
topWebContents.getLastWebPreferences(),
);
if (options.webContents) {
handle(options.webContents);
}
},
);
};
handle(topWebContents);
};

enforceInheritance(mainWindow.webContents);

このコードは、最上位ウインドウの webPreferences がすべての子ウィンドウへ無限に適用されるように手動で強制します。

詳細情報

この脆弱性は Contrast SecurityMatt Austin により発見され、責任を持って Electron プロジェクトへ報告されました。

Electron アプリを堅牢に保つベストプラクティスの詳細は、セキュリティチュートリアル を参照してください。

Electron の脆弱性を報告する場合は、security@electronjs.org にメールでご連絡お願いします。

Webview の脆弱性の修正

· 読むのにかかる時間 1 分

Node.js インテグレーションを無効している Electron アプリケーションで、再度有効にできる脆弱性が発見されました。 この脆弱性には CVE 識別子 CVE-2018-1000136 が割り当てられています。


影響するアプリケーション

以下の すべて に当てはまる場合、そのアプリケーションは影響します。

  1. Electron 1.7, 1.8, か 2.0.0-beta で実行している
  2. 任意のリモートコードの実行を許可している
  3. Node.js インテグレーションを無効にしている
  4. webPreferences で webviewTag: false を明示的に宣言していない
  5. nativeWindowOption オプションを有効にしていない
  6. new-window イベントをインターセプトしておらず、提供された options タグを使用せずに event.newGuest を手動でオーバーライドしている

これはごく少数の Electron アプリケーションになりますが、予防としてすべてのアプリケーションはアップグレードすることを推奨します。

緩和策

この脆弱性は本日の 1.7.131.8.42.0.0-beta.5 のリリースで修正されました。

アプリケーションの Electron のバージョンをアップグレードできない開発者は、以下のコードで脆弱性を軽減できます。

app.on('web-contents-created', (event, win) => {
win.on(
'new-window',
(event, newURL, frameName, disposition, options, additionalFeatures) => {
if (!options.webPreferences) options.webPreferences = {};
options.webPreferences.nodeIntegration = false;
options.webPreferences.nodeIntegrationInWorker = false;
options.webPreferences.webviewTag = false;
delete options.webPreferences.preload;
},
);
});

// and *IF* you don't use WebViews at all,
// you might also want
app.on('web-contents-created', (event, win) => {
win.on('will-attach-webview', (event, webPreferences, params) => {
event.preventDefault();
});
});

詳細情報

この脆弱性は Trustwave SpiderLabs の Brendan Scarvell によって発見され、Electron プロジェクトに責任ある形で報告されました。

Electron アプリを堅牢に保つベストプラクティスの詳細は、セキュリティチュートリアル を参照してください。

Electron の脆弱性を報告する場合は、security@electronjs.org にメールでご連絡お願いします。

メールリスト に参加すると、リリースとセキュリティアップデートに関する更新情報を受信できます。

プロトコルハンドラの脆弱性の修正

· 読むのにかかる時間 1 分

遠隔コード実行の脆弱性が発見されました。これはカスタムプロトコルハンドラを使用している Electron アプリに影響します。 この脆弱性には CVE 識別子 CVE-2018-1000006 が割り当てられています。


影響を受けるプラットフォーム

Windows 向けに設計された Electron アプリが影響を受けます。myapp:// のようなプロトコルのデフォルトハンドラに自身を登録することで起きる脆弱性です。

ネイティブコード、Windows レジストリ、Electron の app.setAsDefaultProtocolClient API を使用しているようなアプリは、プロトコルの登録方法に関係なく影響を受ける可能性があります。

macOS と Linux には、この問題での 脆弱性はありません

緩和策

この脆弱性に対する修正を含む新しいバージョンの Electron を公開しました。 1.8.2-beta.51.7.121.6.17 です。 Electron 開発者全員は、アプリをすぐに最新の安定バージョンに更新することを推奨します。

何らかの理由で Electron バージョンをアップグレードできない場合は、app.setAsDefaultProtocolClient を呼び出すときに、最後の引数として -- を追加します。これにより、Chromium がそれ以降の引数を解析しなくなります。 ダブルダッシュ - はコマンドオプションの終わりを示し、その後は位置引数のみを受け入れます。

app.setAsDefaultProtocolClient(protocol, process.execPath, [
'--your-switches-here',
'--',
]);

詳細については、app.setAsDefaultProtocolClient を参照してください。

Electron アプリを堅牢に保つベストプラクティスの詳細は、セキュリティチュートリアル を参照してください。

Electron の脆弱性を報告する場合は、security@electronjs.org にメールでご連絡お願いします。

Chromium RCE の脆弱性の修正

· 読むのにかかる時間 1 分

Google Chromium で、すべての最新バージョンの Electron に影響するリモートコード実行の脆弱性が発見されました。 リモートコンテンツにアクセスする Electron アプリは、sandbox オプション の有効に関係なく、このエクスプロイトに対する脆弱性があります。

1.7.81.6.14 の 2 つの新しいバージョンの Electron を公開しました。どちらもこの脆弱性の修正が含まれています。 Electron 開発者全員は、アプリをすぐに最新の安定バージョンに更新することを推奨します。

npm i electron@latest --save-dev

Electron アプリを堅牢に保つベストプラクティスの詳細は、セキュリティチュートリアル を参照してください。

Electron の脆弱性を報告したい場合は、security@electronjs.org までご連絡ください。