Electron ドキュメント
今週、electronjs.org にて Electron のドキュメントを掲載しました。 /docs/latest に最新のドキュメントがあります。 古いバージョンのドキュメントも保持します。/docs/vX.XX.XX.X にアクセスすれば、使用バージョンに関するドキュメントも確認できます。
/docs で利用可能なバージョンを確認するか、 /docs/all で最新バージョンのドキュメントを 1 ページに表示できます ( cmd
+ f
検索しやすい) 。
ドキュメントの内容に貢献したい方は、ドキュメントの取得元である Electron リポジトリ でどうぞ。 マイナーリリースのたびに取得して Jekyll で作られた Electron サイトリポジトリ へ追加します。
どのようにリポジトリから他のリポジトリへドキュメントを移動しているかについて興味があれば、続きを読んでください。 そうでない場合は、 ドキュメント をお楽しみください!
技術的な小話
私たちは Electron コアリポジトリ内のドキュメントをそのまま保存しています。 これは electron/electron が常に最新版のドキュメントを持つことを意味します。 新しいバージョンの Electron がリリースされるとき、 Electron Web サイトリポジトリ electron/electronjs.org へ複製します。
script/docs
ドキュメントを取得するために、 スクリプト を、 script/docs vX.XX.X
のコマンドラインインターフ ェースで、 --latest
オプション付き及び無しで (取得しようとしているバージョンが最新かどうかによる) 実行します。 私たちの ドキュメントを取得するスクリプト はいくつかのおもしろい Node モジュールを使用します:
- リリースの tarball を取得 して一時ディレクトリへ保存するための
nugget
。 - tarball を展開 するための
gunzip-maybe
。 - 私たちの Jekyll サイトで動作するよう、 tarball から
/docs
ディレクトリを ストリーミング して (through2
の助けを借りずに) ファイルを絞り込み・処理 するためのtar-fs
(詳細は下にあります) 。
すべて正常に行われたかどうかを テスト が私たちに教えてくれます。
Jekyll
Electron の Web サイトは Jekyll サイトであり、以下のような構成のドキュメントに Collections 機能を使っています:
electron.atom.io
└── _docs
├── latest
├── v0.27.0
├── v0.26.0
├── 続く
└── さらに続く
フロントマター
Jekyll が各ページをレンダリングするには、少なくとも空のフロントマターが必要です。 すべてのページでフロントマターを利用するため、 /docs
ディレクトリからストリーミングしている間、ファイルが README.md
ファイルである (この場合は特定のフロントマター構成を取得します) か、 Markdown の拡張子を持つ他のファイルである (この場合は少し異なるフロントマターを取得します) かを確認します。
各ページは、次のようなフロントマター変数を取得します:
---
version: v0.27.0
category: Tutorial
title: 'クイックスタート'
source_url: 'https://github.com/electron/electron/blob/master/docs/tutorial/quick-start.md'
---
README.md
では、 /readme/
とせずに、 index.html
の共通なルートを持つ URL を追加の permalink
として設定します。
permalink: /docs/v0.27.0/index.html
構成とリダイレクト
サイトの _config.yml
内の latest_version
変数は、ドキュメントの取得時に --latest
フラグが使われるたびに設定されます。 また、サイトに追加されたすべてのバージョンのリストと、ドキュメントコレクション全体に必要なパーマリンクも追加します。
latest_version: v0.27.0
available_versions:
- v0.27.0
collections:
docs: { output: true, permalink: '/docs/:path/' }
サイトのルートにある latest.md
はこのフロントマターを除いて空です。これによって、ユーザはバージョンを指定することなく、ドキュメントの最新バージョンのインデックス (README
とも言う) を この URL: electron.atom.io/docs/latest から参照することができます (バージョンを指定することもできます) 。
---
permalink: /docs/latest/
redirect_to: /docs/{{ site.data.releases[0].version }}
---
レイアウト
docs.html
のレイアウトテンプレートでは、条件によって情報をヘッダやパンくずリストに表示または非表示しています。
{% raw %} {% if page.category != 'ignore' %}
<h6 class="docs-breadcrumb">
{{ page.version }} / {{ page.category }} {% if page.title != 'README' %} / {{
page.title }} {% endif %}
</h6>
{% endif %} {% endraw %}
利用可能なバージョンを示すページを作成するために、サイトのルートにある versions.md
に記されたリストをループします。 また、このページに /docs/
のパーマリンクを与えます。
{% raw %} {% for version in site.available_versions %} - [{{ version
}}](/docs/{{ version }}) {% endfor %} {% endraw %}
これらの技術的な小話を楽しんでいただけたことを願います! ドキュメントサイトで Jekyll を使用することについての詳しい情報に興味がありましたら、 GitHub ドキュメントチームがどのように公開しているか GitHub's docs on Jekyll をご覧ください。