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Electron 23.0.0

· 読むのにかかる時間 1 分

Electron 23.0.0 がリリースされました! これには Chromium 110、V8 11.0、Node.js 18.12.1 へのアップグレードが含まれています。 さらに、Windows 7/8/8.1 のサポートは廃止されました。 詳しくは以下をご覧ください!


Electron チームは、Electron 23.0.0 のリリース発表にワクワクしています! npm install electron@latest から npm でインストールするか、リリースウェブサイト からダウンロードできます。 このリリースの詳細は続きをご覧ください。

フィードバックがあれば、Twitterで共有するか、コミュニティ Discordに参加してください! バグや機能の要望は Electron の Issue トラッカー で報告できます。

注目すべき変更

累積的変更

新機能

  • label プロパティを Display オブジェクトに追加しました。 #36933
  • ユーザーのシステム言語を返す app.getPreferredSystemLanguages() API を追加しました。 #36035
  • WebUSB API のサポートを追加しました。 #36289
  • SerialPort.forget() のサポートを追加しました。これは、特定のオリジンが拒否されたときに Session オブジェクトで発生する新規イベント serial-port-revoked の利用と同様です。 #35310
  • 開発者が macOS での Mission Control をオプトアウトできるように、新しく win.setHiddenInMissionControl API を追加しました。 #36092

Windows 7/8/8.1 のサポートの削除

Electron 23 は Windows 7/8/8.1 に対応しなくなります。 Electron は予定されている Chromium の非推奨ポリシーに従っており、そちらは Chromium 109 におけるWindows 7/8/8.1、および Windows Server 2012 と 2012 R2 のサポートを非推奨 (詳細はこちら) としています。

API の破壊的変更

以下は、Electron 23 での破壊的変更点です。 これらの変更と今後の変更については、破壊的変更の計画 のページで詳しく説明されています。

削除: BrowserWindow の scroll-touch-* イベント

非推奨となっていた BrowserWindow の scroll-touch-beginscroll-touch-end 及び scroll-touch-edge のイベントは削除されました。 代わりに、新しく利用可能となった WebContents の input-event イベント を使用してください。

// Electron 23.0 で削除
-win.on('scroll-touch-begin', scrollTouchBegin)
-win.on('scroll-touch-edge', scrollTouchEdge)
-win.on('scroll-touch-end', scrollTouchEnd)

// こちらに置換
+win.webContents.on('input-event', (_, event) => {
+ if (event.type === 'gestureScrollBegin') {
+ scrollTouchBegin()
+ } else if (event.type === 'gestureScrollUpdate') +{
+ scrollTouchEdge()
+ } else if (event.type === 'gestureScrollEnd') {
+ scrollTouchEnd()
+ }
+})

20.x.y サポートの終了

Electron 20.x.y はプロジェクトの サポートポリシー に則りサポート終了となりました。 開発者とアプリケーションは新しいバージョンの Electron にアップグレードすることを推奨します。

E22 (Nov'22)E23 (Feb'23)E24 (Apr'23)E25 (May'23)E26 (Aug'23)
22.x.y23.x.y24.x.y25.x.y26.x.y
21.x.y22.x.y23.x.y24.x.y25.x.y
20.x.y21.x.y22.x.y23.x.y24.x.y

次回予告

短期的には、Chromium、Node、V8 といった Electron を構成する主要コンポーネントの開発に遅れないでチームが注力し続けるでしょう。

Electron の公開タイムラインはこちら になります。

将来の変更の詳細については、予定されている破壊的変更 のページをご参照ください。