Electron 21.0.0
Electron 21.0.0 がリリースされました! これには Chromium 106
、V8 10.6
、Node.js 16.16.0
へのアップグレードが含まれています。 詳しくは以下をご覧ください!
Electron チームは、Electron 21.0.0 のリリース発表にワクワクしています! npm install electron@latest
から npm でインストールするか、リリースウェブサイト からダウンロードできます。 このリリースの詳細は続きをご覧ください。
フィードバックがあれば、Twitterで共有するか、コミュニティ Discordに参加してください! バグや機能の要望は Electron の Issue トラッカー で報告できます。
注目すべき変更
累積的変更
- Chromium
106
- Node.js
16.16.0
- V8
10.6
新機能
webFrameMain.origin
を追加しました。 #35534- 新しい
WebContents.ipc
とWebFrameMain.ipc
API を追加しました。 #35231 - パネルのような動作のサポートを追加しました。 フルスクリーンにしたアプリの上にウインドウを浮かべることができます。 #34388
- macOS アプリ向けに APNS からのプッシュ通知サポートを追加しました。 #33574
破壊的な API の変更
以下は、Electron 21 での破壊的変更点です。
V8 メモリケージの有効化
Electron 21 では V8 のサンドボックス化ポインタ を有効にします。これは Chrome の Chrome 103 での同様の決定 に従ったものです。 これはネイティブモジュールにいくつかの影響を与えます。 この機能には、パフォーマンスやセキュリティ上の利点がありますが、外部 ("ヒープ外") のメモリを指す ArrayBuffer の使用など、ネイティブモジュールに新しい制限を課すことになります。 詳細は ブログ記事 をご参照ください。 #34724
webContents.printToPDF のリファクタリング
Chromium のヘッドレス実装に合わせるために webContents.printToPDF
をリファクタリングしました。 さらなる情報は #33654 をご参照ください。
これらの変更と将来の変更の詳細については、予定されている破壊的変更 のページを参照してください。
18.x.y サポートの終了
Electron 18.x.y はプロジェクトの サポートポリシー に則りサポート終了となりました。 開発者とアプリケーションは新しいバージョンの Electron にアップグレードすることを推奨します。
E18 (Mar'22) | E19 (May'22) | E20 (Aug'22) | E21 (Sep'22) | E22 (Dec'22) |
---|---|---|---|---|
18.x.y | 19.x.y | 20.x.y | 21.x.y | 22.x.y |
17.x.y | 18.x.y | 19.x.y | 20.x.y | 21.x.y |
16.x.y | 17.x.y | 18.x.y | 19.x.y | 20.x.y |
次回予告
短期的には、Chromium、Node、V8 といった Electron を構成する主要コンポーネントの開発に遅れないでチームが注力し続けるでしょう。
Electron の公開タイムラインはこちら になります。
将来の変更の詳細については、予定されている破壊的変更 のページをご参照ください。