Electron 17.0.0
Electron 17.0.0 がリリースされました! これには Chromium 98
、V8 9.8
、Node.js 16.13.0
へのアップグレードが含まれています。 詳しくは以下をご覧ください!
Electron チームは、Electron 17.0.0 のリリース発表にワクワクしています! npm install electron@latest
から npm でインストールするか、リリースウェブサイト からダウンロードできます。 このリリースの詳細については下に続きます。是非ご意見をお聞かせください!
注目すべき変更
Electron リリースケイデンスの変更
Electron 15 にて、Electron は 8 週間ごとに新規メジャー安定版をリリースするようになります。 詳細はこちら でご覧いただけます。
また、Electron は 2022 年 5 月まで、サポートするバージョンを最新の 3 つのバージョンから最新の 4 つのバージョンに変更しています。 Electron のバージョン管理の詳細については バージョン管理のドキュメントを参照してください。 2022 年 5 月以降は、最新の 3 つのバージョンのサポートに戻ります。
累積的変更
- Chromium
98
- Node.js
16.13.0
- V8
9.8
注目の機能
webContents.getMediaSourceId()
を追加しました。getUserMedia
と共に WebContents のストリームを取得できます。 #31204webContents.getPrinters()
を非推奨にし、webContents.getPrintersAsync()
を導入します。 #31023desktopCapturer.getSources
は、メインプロセスでのみ使用できるようになりました。 #30720
新機能と変更の完全なリストは、17.0.0 リリースノート を参照してください。
破壊的変更
以下は、Electron 17 での破壊的変更点です。 これらの変更と将来の変更の詳細については、予定されている破壊的変更 のページを参照してください。
レンダラー内での desktopCapturer.getSources
desktopCapturer.getSources API は、メインプロセスでのみ使用できるようになりました。 この変更は Electron アプリのデフォルトのセキュリティを改善するためのものです。
API の変更
Electron 17 では API の変更はありませんでした。
削除/非推奨となった変更
- レンダラー内での
desktopCapturer.getSources
API の使用方法は削除されました。 アプリにおいてこの API を置換する方法については、こちら をご参照ください。
13.x.y サポート終了
Electron 13.x.y はプロジェクトの サポートポリシー に則りサポート終了となりました。 開発者とアプリケーションは新しいバージョンの Electron にアップグレードすることを推奨します。
Electron 15 にて、2022 年 5 月の Electron 19 までの間だけ、サポートするバージョンを最新の 3 つのバージョンから最新の 4 つのバージョンに変更しています。 Electron 19 以降は、最新の 3 つのバージョンのサポートに戻ります。 このバージョンサポートの変更は、新しいケイデンス変更の一環です。 完全な詳細についてはこちらのブログ記事 をご参照ください。
E15 (Sep'21) | E16 (Nov'21) | E17 (Feb'22) | E18 (Mar'22) | E19 (May'22) |
---|---|---|---|---|
15.x.y | 16.x.y | 17.x.y | 18.x.y | 19.x.y |
14.x.y | 15.x.y | 16.x.y | 17.x.y | 18.x.y |
13.x.y | 14.x.y | 15.x.y | 16.x.y | 17.x.y |
12.x.y | 13.x.y | 14.x.y | 15.x.y | -- |
次回予告
短期的には、Chromium、Node、V8 といった Electron を構成する主要コンポーネントの開発に遅れないでチームが注力し続けるでしょう。 リリース日について約束しないように注意していますが、予定では 2 か月ごとに新しいメジャーバージョンの Electron を、各コンポーネントの新しいバージョンに対してリリースします。
Electron の公開タイムラインはこちら になります。
将来の変更の詳細については、予定されている破壊的変更 のページをご参照ください。