Google Summer of Code 2024
Electron が第 20 回 Google Summer of Code (GSoC) 2024 のメンター組織として承認されたことをお知らせします! Google Summer of Code は、オープンソースソフトウェア開発に新たな貢献者を呼び込むことに重点を置いた国際プログラムです。
プログラムの詳細については、Google の Summer of Code のホームページ をご覧ください。
私たちについて
Electron は、ウェブ技術を用いたクロスプラットフォームのデスクトップアプリケーションを構築する JavaScript フレームワークです。 Electron フレームワークのコアは Chromium と Node.js で構築されたコンパイル済みバイナリ実行形式であり、主に C++ で書かれています。
Electron のコア以外にも以下のように、Electron 組織の維持に役立つ様々なプロジェクトに取り組んでいます。
- エンドユーザの頒布ツール (例えば Electron Forge や update.electronjs.org)。
- Electron 開発者向けの学習教材 (例えば electronjs.org や Electron Fiddle)。
- 開発者の生産性を効率化する内部ツール (例えば Electron Build Tools や Sheriff)。
Summer of Code の貢献者の方は、github.com/electron 傘下の多くのプロジェクトのうちの 1 つで、Electron のコアの貢献者の一部と協力して頂きます。
応募する前に
Electron にあまり詳しくない方は、ドキュメント を読んだり、Electron Fiddle のサンプルを試してみることをお勧めします。
Electron アプリの頒布形式の詳細について学ぶには、サンプルアプリケーションを作成して Electron Forge を試すのもよいでしょう。
npm init electron-app@latest my-app
コードに少し慣れたら、Electron の Discord サーバー での会話にご参加ください。
Google Summer of Code に初めて参加する方やオープンソース全般に馴染みがない方は、コミュニティに参加する前に、まず Google の 貢献者ガイド を読むことをお勧めします。
計画書の執筆
Electron との共同開発に興味を持てましたか? まずは、私たちが用意した 7 つのプロジェクトアイデア案 をご覧ください。 掲載されているアイデアは、すべて企画のために現在公開中のものです。
この他に検討して欲しいアイデアをお持ちですか? 提案プロジェクトのリストにない新しいアイデアも歓迎しますが、アプローチを十分に概説し、かつ詳細に説明するようにしてください。 あまり自信がないのであれば、リストのアイデアに従うことをお勧めします。
応募には以下のものがあるとよいでしょう。
- 計画書: この夏のプログラムの間に達成する目標の計画を詳細に記した文書。
- 開発者としての経歴。 履歴書がある場合は、コピーを添付してください。 なければ、過去の技術経験についてお教えください。
- 特定の分野での経験不足で不合格となることはありませんが、私たちメンターがあなたを最大限にサポートし、あなたの夏のプロジェクトが成功するよう計画を立てるのに役立ちます。
Electron の応募で提出する一式の詳細なガイドはこちらです。 計画書は Google Summer of Code ポータルに直接提出してください。 注意として、申請ポータルから送信せずに Electron チームへ電子メールで送信した計画書は、最終提出物とみなされません。
計画書についてさらに詳しいガイダンスが必要な場合や、何を書き込めばよいかわからない場合は、Google Summer of Code 公式の計画書作成アドバイス に従うこともお勧めします。
応募開始は 2024 年 3 月 18 日、締め切りは 2024 年 4 月 2 日 です。
2022 年の Google Summer of Code では、インターンの @aryanshridhar さんには素晴らしい働きをして頂きました。 Aryan さんが夏に Electron で取り組んだことを確認したい方は、2022 GSoC プログラムのアーカイブ から彼のレポートを閲覧できます。
質問?
ブログ記事で取り上げられていない質問や計画書の執筆に関するお問い合わせは、summer-of-code@electronjs.org までメールしていただくか、GSoC FAQ をご確認ください。